フリーター全般労働組合2007年1月の活動

【日本版エグゼンプションを阻止したぞ!+労組分会誕生!など】

 みなさん、あけましておめでとうございます。
 新年早々、安部総理がエグゼンプション法案上程を断念を発表するなど嬉しいニュースが飛び込んで来ました。ただ、財界からの巻き返しや労働契約法のみ切り離しての法案上程も予想され、また、労働ビッグバンとセットとなったさらに「労働市場開放」よりの再議論も予想されます。極端な例では、人材派遣ザ・アール奥谷禮子社長などは、「過労死は自己管理の問題」と労働者を批判、「労基署は不要」とまで発言する始末です。今後も頑張りましょう!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070116-00000104-mai-pol
The Drunk Suite (Reprise) | どこまでが自己管理?

 さて、組合は1月も労働相談や団体交渉で大忙しです。前回報告した病院の夜間当直で働く仲間の退職勧奨・労働条件をめぐる問題は数度の交渉を経て解決局面に入りました。
 その他、宝飾品を扱う会社を解雇になった労働者から相談が寄せられ本人は組合に加入。現在交渉準備が進められています。会社側は「バイトも労働組合に入れる労働者なのか?」など妄言を繰り返しています。全くふざけた会社です。続いて、福祉系事業所で働く労働者がフリーター全般労組初の分会を結成しました。この事業所では長期の賃金不払い問題などが深刻な問題が発生しており、労働者と組合で話し合った結果、労働者の過半数が組合に加入し職場分会を結成することになりました。その他、様々な労働相談が組合に寄せられています。

 今年は数十年ぶりに労働・貧困問題が国政のみならず各方面で焦点となりそうです。組合では個別の労働相談活動に加え、2月から毎週月曜夜6時〜常設労働相談ホットラインを始動(詳細は本メルマガ別記事にて)。更に各分野の人士で作る「貧困撲滅とナショナルミニマムの確立」を求める集会(仮称・3月24日開催予定)に実行委として参加するなど労働・貧困問題に全力で取り組みます。 
 みなさん、今年もフリーター全般労働組合をよろしくお願いいたします。

                     フリーター全般労働組合 執行委員会

フリーター労組メルマガ #7 2007年1月25日号より)

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