フリーター全般労働組合2007年5月の活動報告

みなさん、梅雨時期を前にいかがお過ごしですか。私たちフリーター全般労働組合メーデーを終え、6月17日開催の定期大会に向けて準備に大忙しです。

さて、活動報告の前に規制改革会議の答申原案について触れさせていただきます。内容の酷さに声も出ません。一例として答申では最低賃金引き上げについて「不用意に(最低賃金)引き上げることは、その賃金に見合う生産性を発揮できない労働者の失業をもたらす」と述べているのです。この考えは労働ビックバンを掛け声に進む雇用条件の規制緩和の行き着くところ示しています。つまり「労働者の権利なんていらない」「全ては市場に任せればよい」「全ては個人の自己責任だ!」という世の中です。こうした考えに私たちが妥協できる余地はありません。正面から対抗運動を据えるまでです。
規制改革会議意見書(PDF)

今回も色々な活動がありました。主なものを紹介すると自由と生存のメーデー07・プレカリアートの反攻(約420名参加)全国ユニオン山手線一周メーデー、反エグゼンプション・労働ビッグバン浅草行動です。紙面の関係で詳細は下記のWebをお読みください。
自由と生存のメーデー07 プレカリアートの反攻 | Mondo MayDay for the Precariat 007 in Tokyo
「パート派遣メーデー」山手線一周ウォークラリー
写真速報 : 浅草で「労働ビッグバン」に反対するパフォーマンス
その他組合では、労働相談は勿論、団体交渉や労働委員会の場などで取組みを継続して行っています。

今後の活動としては、いまデータ装備費返還問題で揺れるグットウィル関連で5月28日労組事務所でデータ装備費の返済、集合時間からの賃金請求、有給休暇の取得などをテーマにグッドウィルユニオン説明会を開催。また6月30日・7月1日に求人トラブルホットライン(全国ユニオンフリーター全般労働組合共催)を開催します。他にもこれから提起される行動もあると思います。
 みなさん、今月も私たちの活動にご注目ください。