ちばリハウス抗議情宣



千葉市に本社があるちばリハウス。「三井のリハウス」の看板を千葉県で展開する地場の不動産関連企業です。何と30年間にもわたって残業代を支払わずにきた悪質経営で、労基署からの是正勧告が入るありさまです。タイムカードさえ導入していなかったという前近代的経営には驚くほかありません。ちばリハウスは、労基法違反を人事部に指摘していたKさんを報復的に不当解雇し、管理職ユニオン・Kさんの団交要求に対して事実上の拒否を繰り返した挙句、ようやく応じた最初の団体交渉でも不誠実な対応に終始したため、今回の抗議の情宣行動となりました。



午後2時からの情宣には、千葉のなのはなユニオンの仲間も支援にかけつけ、三労組合同で本社前と千葉店前で抗議情宣を敢行しました。本社前の情宣ではKさんから経営の無法ぶりが次々に指摘されたためか、ちばリハウス側の人間がこれみよがしに二階の窓越しから写真撮影を繰り返すといった反応もありました。管理職ユニオンのマイクアピールでも指摘されていましたが、最近のマクドナルド店長残業裁判が改めて明らかにしたように、時間外労働に関する36協定を締結せず、しかもただ働きで残業させることは違法です。管理職ユニオンとKさんは解雇撤回、ちばリハウス社員の労働条件向上のために必死に闘っています。「社員」への支援は非正規雇用も含むすべての労働者の権利確保に通じるとの信念のもとに、私たちフリーター労組も力の限り支援していきます。