桐蔭学園事件

昨年の7月に組合加入を通知した後、突如として理不尽な理由で今年3月31日での「解雇審議」にかけられてきた、桐蔭横浜大学専任講師Aさんですが、4月1日を超えても解雇通告はなされませんでした。これを受けて、当組合は桐蔭学園スポーツ健康政策学部の教員の皆さまに以下の文書を配布しました。

2014年4月1日
スポーツ健康政策学部教員の皆さま
東京都渋谷区代々木4-29-4
西新宿ミノシマビル2F
フリーター全般労働組合
砂希矢エリカ
布施えり子
山口素明

A組合員の解雇審議について

拝啓 陽春の候、教員の皆さまにおかれましては、ますますご健勝のことと拝察申し上げます。
 2013年7月26日、桐蔭学園小島武司大学運営会議議長名で当組合のA組合員に「説明書」を交付し、2014年3月31日付けでA組合員との雇用契約を終了する件について審議を開始すると通知しました。当組合はこの学園方針に抗議し、A組合員の解雇審議を撤回させるため学園と協議を続けて参りました。
 学園は当組合との交渉の席で、新任教員との雇用契約は2年にわたる「審査期間」を経て継続の可否を判断していると説明してきました。もちろんこのような規定は学則上に根拠のないもので、組合はこれに対しても抗議してきました。しかし、2014年3月末日をもって、学園が主張してきたこの「審査期間」も終了することになりました。当組合としては、学園がA組合員への解雇通告を行わなかったことをひとまず評価したいと思います。
 学園が主張してきた「審査期間」も明け、新年度を迎えた2014年4月1日から、A組合員は心機一転、研究や学生指導に一層の努力をしていく心構えでおります。また、組合としましても、今後も団体交渉などを通じて、労働環境の向上などを訴え、大学の発展に貢献していく所存です。今後も当組合の活動にご注目・ご協力を宜しくお願いいたします。
敬具