フリーター労組は非正規雇用労働者への差別を許さない

フリーター労組は非正規雇用労働者への差別を許さない」

☆ パートが有給を求めちゃ悪いのか!
☆ 中大生協は組合との話し合いに応じ、Yさんの解雇を撤回しろ。
☆ 中央大学は大学に警察を入れるな!
☆ 八王子署は労働争議に介入するな!
☆ 八王子署は不当に逮捕した14名の組合員を直ちに釈放しろ。

日本版エグゼンプション、非正規雇用の拡大、解雇規制の撤廃などをはじめとする“労働ビッグバン”の推進により日本の労働者の権利が危機的な状況にある中、14名もの労働組合員が不当に逮捕された。「パートにも有給休暇を」と求めて不当に解雇(雇い止め)されたことの問題を中大の卒業生に向けて訴えていたさなかにである。話し合いを求める労働者及び労働組合に対し、中央大学生協と中央大学は、パトカー10台分の警官を導入し「建造物侵入」容疑を作り出して彼らを逮捕させた。この中央大学生協、中央大学及び八王子署の暴挙を許してはならない。私たちは仲間の即時釈放を求めると共に強く抗議する。

14名逮捕という未曾有の弾圧は、フリーター、パート、派遣など全国2000万非正規雇用労働者への差別に根ざし、それを強化するものである。私たちはこれを絶対に容認できない。正規雇用ならば「有給」の要求が問題になることすらなかったであろう。ところがどうだろう。非正規雇用に対しては「有給」取得そのものが妨害されている。この差別に抗すには、不当な配置転換や雇い止め(解雇)への覚悟を迫られるのが現状である。中大生協がまさにそうだったように、日本社会に雇用契約に基づく明白な「身分差別」があるからである。逮捕された労働組合員は、この差別に抗して声を上げた。これに逮捕をもって臨むことは、雇用形態による「身分差別」を行政が容認し強化することに他ならない。

労働者が有給休暇取得を求めることは正当な権利であり、恣意的な判断による解雇が許されないのは当然ことだ。労働基本権(憲法28条)が蹂躙され、警察による不当な介入がまかり通る社会にしてはならない。大学が自治を放棄し、弾圧の走狗と化する流れに断固反対の声を上げよう。“不安定な生”を強いる社会に対し、労働者の権利を打ち立てよう!

2007年3月31日
フリーター全般労働組合・執行委員会

●カンパあて先
郵便振替 00150-8-66752
口座名 三多摩労働者法律センター

●問い合わせ・取材先
3・25中大生協闘争弾圧統一救援対策会議

三多摩労法センター 042-325-1371
三多摩合同労働組合 042-526-0061
三多摩労組争議団連絡会議 042-323-9255