練馬駅前・D.E.S.語学スクール抗議行動

 フリーター全般労働組合は、6月7日午前、有限会社D.E.S.(取締役・水木マーク)が練馬駅そばで経営する「D.E.S.語学スクール」(練馬区練馬1-9-18嶋ビル3F)に対しコミュニティ・ユニオン首都圏ネットの仲間100人とともに抗議行動を行いました。
 行動に先立ち練馬駅前で、フリーター労組大平委員長があいさつ。米国人講師Kさんに対する契約期間中の解雇および賃金未払いについて、学校側は弁護士を立てて交渉に応じてきましたが、組合の要求に対し違法な違約金や過払い賃金請求を繰り返すなど誠実な話し合いとならず、本日の行動に至ったと説明しました。その後DESの前まで移動。地域の方々にチラシを配りながら、アピールを行いました。
 また、コミュニティ・ユニオン首都圏ネットの代表団が、DESの受付で要求書の申し入れを行いましたが、同校の西マネージャーは電話で警察に「営業妨害」と通報するなど、組合に対する敵意むき出しの対応をしてきました。しかし大平委員長は要求書を読み上げ、受け取らせました。
 争議の当該組合員Kさんも学校前の路上でマイクを持ち、支援を訴えました。
 フリーター全般労組は、D.E.S.語学スクールが未払い賃金全額を支払い、解雇の撤回を認めるまで闘い続けます!!

【当日のチラシ】

  1. 米国人Kさんは、2005年11月より有限会社D.E.S.(取締役・水木マーク)の経営する「D.E.S.語学スクール練馬校」(練馬区練馬1-9-18嶋ビル3F)で常勤英語講師として働き始めました。Kさんは、生徒からの評判もよく、同僚との関係も良好で、1年後には学校側から申し出があり、1年7ヶ月の再契約にサインしています。
  2. Kさんは個人的な事情で、2年目の契約の途中で日本を離れる決意をします。ところがそれを知った学校側は2007年3月15日に、契約期間がまだ残っているにも関わらず、Kさんに対し一方的に「明日から来なくていい」と解雇を通告してきました。Kさんはもう少し働いてお金を貯めてから辞めたかったので、もう少し働かせてくれるよう学校側に要望しましたが受け入れられず、また解雇予告手当てについても支払われませんでした。
  3. 困ったKさんは、フリーター全般労働組合に加入し、会社側に団体交渉を申し込みましたが、会社側は2月、3月分の給料を払おうとしないばかりか、逆に未払い賃金から契約不履行の違約金(もちろん労基法違反です)として10万円を要求し、さらにその後には、ずっと給料を「払い過ぎていた」として、約6万5千円の過払い金を未払い給与から相殺すると通告してきました。
  4. フリーター全般労組とKさんは、会社側代理人である田島義久弁護士(入間市)に対し、根気づよく交渉を続けましたが、交渉の席上、代理人はKさんに対し「アメリカの法律ならこんな要求ができないと知っているだろう!」「なんでこんな汚いやり方をするのか」など暴言を吐き、的外れの居直りをしています。
  5. 練馬の皆さん!フリーター全般労働組合は、D.E.S.語学スクールに対し、直ちに不当解雇の撤回と未払い賃金の支払い、ならびに早期解決に向けた話し合いを要求します。どうかご支援下さい!!

練馬駅前でアピール
大平委員長あいさつ
DESに申し入れ