フリーター全般労働組合2007年7月活動報告【メルマガ密かに1周年突破】

 先日新聞紙面に「私鉄総連、2万人の正社員化を要求へ」という記事が載りました。正規、非正規にかかわらず労働者の団結を広げることが今の労働・生活問題を解決するには必須条件と考えてきた私たちにとって、正職員の組合が非正規問題に取り組みはじめたことには率直に勇気づけられました。

さて、最初の報告は7月1日に開催された反‐貧困 ANTI-POVERTY CAMPAIGN もうガマンできない!  広がる貧困 7.1東京集会 (主催:反貧困ネットワーク準備会)です。この集会では梶屋副執行委員長が、違法求人に無き寝入りっしないホットライン活動の報告を。グッドウィル・ユニオン組合員からはワーキングプアの代名詞とさっれるスポット派遣労働者の実態が報告されました。「ある引越し現場ではスタンガンで脅されながら働いた」「1日複数回と働かないと満足な収入が得られない」との話にスポット派遣問題の深刻さが表れていました。集会終了後は全体でデモ行進に移りこの日の集会は終了しました。この集会枠では現在、北九州で起きた生活保護を辞退させられた人が餓死した事件に関する公開質問状運動が進められています。ただ生きることも許されない行政の仕打ちを許さないこの闘いに私たちも団体賛同すると同時に独自声明を出しました。
http://www.k5.dion.ne.jp/~hinky/
反-貧困 anti-poverty campaign 
反‐貧困 ANTI-POVERTY CAMPAIGN もうガマンできない! 広がる貧困 7.1東京集会

労働相談関係では、組合員カイル・エモリー(語学教師)が解雇撤回、未払い賃金の支払いを求めて闘っている、語学スクール(有)D.E.S.入間校に対し抗議の周辺全戸ビラ行動を行いました。会社側も代理人弁護士も誠実な対応を行わないなか、組合は今回行動とあわせて埼玉県労働委員会に斡旋を申し立てました。闘いはこれまでの行動に加え労働委員会の場でも始まります。
 
 組合には、この他にも多数の相談が寄せられ、順次団体交渉に入っています。私たちは会社側が誠実に交渉テーブルに着くならば団体交渉で問題を解決します。しかし、会社側が不誠実な対応をとるならば抗議行動を含め労働組合としての権利を行使することに躊躇しません。
みなさん、8月も私たちの闘いにご支援よろしくおねがいします。