フリーター全般労働組合2008年4月の活動報告

○解決事案
その1
 飲食業チェーン店に正規従業員として勤務していて、最低賃に達せず、又、残業割増賃金が支払われない、という案件で、団体交渉で未払賃金等の支払いを主張、3回の交渉を経て、未払賃金支を払わせる事で解決しました。

その2
 語学教室講師として勤務していて、一方的に給与を削減されて解雇された案件で、4回にわたる団体交渉を持ちましたが、経営者が不誠実な言動に終始したので、交渉は決裂、東京都労働委員会(以下・都労委)にあっせんを持ち込みました。都労委での2回のあっせんで経営者も歩み寄り、未払い賃金・解決金を支払う事で妥結しました。

○特報 ガソリンスタンドユニオン
・3月28日、関東礦油に特約店契約を与えている昭和シェル石油株主総会に併せ、全石油昭和シェル労働組合の応援を受けて株主総会行動を行いました。
詳細は以下をご覧下さい。
http://d.hatena.ne.jp/spiders_nest/20080328

・4月4日、ガソリンスタンドユニオンは自分達のみならず、他のガソリンスタンド労働者と連携するべく、関連事業所の巡礼を行いました。
詳細は以下をご覧下さい。
http://d.hatena.ne.jp/spiders_nest/20080422

・4月10日、ガソリンスタンドユニオン(以下GSU)は第三回目の団体交渉を行いました。この間、関東礦油は「誠実に団体交渉する」と言いながら、なんら解決に向けた努力を行わず、約束事も履行せず、ただ時間を引き延ばすだけの不誠実な態度に終始しました。GSUは要求書に対する回答を17日迄にする事を求めました。
※NHK、TBS、テレビ東京の取材が入りました。
 
・4月17日、関東礦油からは予想通り18:00ギリギリに“ゼロ回答”が届きました。この日は、その後、阿佐ヶ谷ロフト「メーデー前夜祭」に移動、ガソリンスタンドユニオン分会長がアピールを行いました。
※会場から1万9千円のカンパを戴きました。ありがとうございました。

・4月18日、ガソリンスタンドユニオンは、職安・労基署・日本労働弁護団の先生等、関係諸機関を回り、関東礦油側の解雇がゆるぎない不当解雇である事を改めて確認しました。メンバー一同、徹底的に闘う事を誓いました。

○参加・連帯
・3月29日に「反貧困フェスタ2008」が開催され、フリーター全般労働組合は「自由と生存の花見」を企画しました。
詳細は以下をご覧下さい。
http://d.hatena.ne.jp/spiders_nest/20080330

・3月30日に東京芸術大学にて、アントニオ・ネグリを招聘したイベント(但し本人は日本に入国できなかった)が開催され、フリーター全般労働組合書記長とガソリンスタンドユニオン(以下GSU)分会長が出席、GSUの結成と活動報告、そして労働と生存の為の組合が必要であると主張してきました。

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union@freeter-union.org