フリーター全般労働組合2009年7月の活動報告

<定期大会開催>
・第6回定期大会が7月19日に開催されました。豊島勤福会館を借りていた時間内では討論が終わらず、急遽労組事務所まで大移動して議事を継続。前期執行委員会からの提案はすべて可決され、最後に新役員選出が行われました。
・その後、フリーターズフリー栗田隆子さんをお招きしての交流会。さまざまな話がはずみ、今後も継続的な交流が期待されます。

<解決事案>
・IT企業における不当な解雇に対し、争議を含めた闘いを貫徹し、当該が納得する内容での和解が成立しました。聴覚障がいを持つ当該を先頭に闘い切りました。また争議のさ中、会社側が解雇を「自主退職だ」と強弁し自己都合の離職票を発行してきたことに対し、ハローワークと交渉を行い、会社都合退職への変更をかち取っています。
・芸能関係企業における、異常な深夜労働によって体調を悪化させ退職を余儀なくされた案件に対し、当該が納得する内容での和解が成立しました。当該はF労に電話相談をし、その内容をもってまず個人で会社と闘い一定の回答を得ていましたが、その後組合に加入し改めてF労が団体交渉をすることにより回答の内容が大幅に充実しました。
・飲食店における、最低賃金割れ、オーナー店主の一方的都合による無給休職命令などに対し、当該が納得する内容での和解が成立しました。

<争議案件>
・組合員Iさんを不当解雇した、病院清掃業務を請け負う極悪企業A社に対し、闘争継続中です。実際に同社に業務を委託する複数の病院にて朝のビラまきを行い、さらに病院責任者に対しての申し入れ行動を継続しています。
・各種データを搬送する運送会社、C社は、組合員Wさんに度重なるパワハラを行い、また強制参加に等しい時間外会議の残業代支払いを拒否しています。これまで2回にわたり団体交渉を行いましたが、会社側はパワハラの事実を認めるどころかその責任をすべてWさんに押し付け、残業代についても「発生していない」と居直ってきました。組合は断固として争議権を行使し、直接の抗議行動や関連事業所への申し入れを行っていきます。