韓国・西部非正規センターとの交流

4月29日から5月2日までの間、組合員の布施えり子さんとわったんは韓国に行って来ました。

 韓国ソウル市の『西部非正規労働センター』という、2009年に発足したばかりの労働者組織から招かれて交流してきました。この組織は『韓国非正規労働センター』とは別の組織なのでご理解下さい。
 訪韓した仲間たちは、「西部」の仲間たちの争議現場に行きマイクアピールをしたり、労組関係諸団体の運動現場に顔を出して挨拶回りをしたりと、ひじょうに有意義な経験をさせて頂きました。F労の組合員ごときに新聞社がインタビューに来るなんてもったいないくらいです。これは「西部」の実力と根回しが広範にわたっているという証左だと思います。他の労組とも連携して日本の労働問題、とりわけ「労働者派遣」問題への関心の高さが伺えます。韓国では、これから「労働者派遣」の法律が緩和され始めるとのこと。韓国労働界は、派遣労働者を斡旋する仲介業者が国会で合法化されることへの危機感を抱いています。そして、非正規と正規労働者の賃金格差が深刻化しています。そのような状況のなか、F労が招聘されたようです。F労も関わっているUMCには、派遣労働者問題で本格的に取り組んでいる組合はあります。むしろそちらを紹介したいくらいでした(笑)! それはともかく、韓国の仲間はとっても優しくて居心地の良さに申し訳ないくらいです。まーソウルの屋台料理も美味しかったし…。

 2日から日本に来ていたイリュ・ハンスンさんも「西部非正規」に所属するメンバーです。そんなわけで、これでF労も韓国の労働者と本格的に交流するきっかけになれば良いですね!イリュさんは2日から2泊して4日には帰国されてしまいました。短い時間でしたが「自由と生存のメーデー」にも参加したり、高円寺12号店も見学して東京近辺のムーブメントにちょっとだけ触って何かを感じて頂けたかと思います。

 いずれ、あらためてこのたびの「訪韓報告会」などを行ないたいと考えております。




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