デモ申請書は郵送しよう
8月31日に呼びかけた「最低賃金よこせ 三鷹デモ」は50名のなかまの参加で成功しました。参加されたみなさん、注目を寄せてくださったみなさんありがとうございました!
ところでもうひとつ報告があります。タイトルに書きましたが、「デモの申請は郵送でできる」ということです。
■これまでのデモ申請
東京都内でデモをするには、申請のため半日がかりで警察署に詰めることがよくありました。地元の警察署どころか、下手すると桜田門の警視庁本庁にまで行き、取調室みたいなところに入れられた上に3時間、4時間待たされることもざら。
いくら準備してもその通りには申請させてくれない。「右折はダメ」、「何分で行け」、「出発地の公園は取ったか」、「こっちのコースを通れ」などなど、とにかく細かい「要望」を延々聞かされる。
申請用紙がそもそも出てこない。そのうちにめんどくさくて「まあいいや」となったり、「コース変えるから時間を延ばせ」と「交渉」したり、「今回は譲るから次は・・」と貸しを作った気になる。
だから「申請は慣れた人じゃないと難しい」とか、「時間がある人じゃないと無理」とかなっていた。挙句の果てに「申請150160大体165回。コツ教えます」などとやりだす怪しげな人まで現れる。まあそういう人は、デモするには「警視庁と仲良くしようぜ」ってことで警備と顔合わせの宴会やったりするんですけどね。
■公安条例では
デモをするのにこんなに時間をかけて警察に会わなければならないのか、これはあまりに理不尽ということで「東京都公安条例(集会、集団行進及び集団示威運動に関する条例)」を見てみたわけです。
http://www.reiki.metro.tokyo.jp/reiki_honbun/g1012205001.html
すると変なんですね。だいたい警視庁にはデモを許可したり不許可にしたりする権限ない。つうか、警察署は申請書を届ける窓口なだけで、申請書は警視庁を監督する「公安委員会」に届けることになっている。そもそも申請書に様式の定めもない。
つまりデモを申請するには
(1) 72時間前までに
(2) 申請書三通を
(3) 警察署を経由して
(4) 公安委員会に提出
すればいいだけ。
申請書には
(1) 主催者の住所、氏名
(2) 主催者が非居住者の場合は連絡責任者の住所、氏名
(3) 日時
(4) 進路、場所及びその略図
(5) 参加予定団体名及びその代表者の住所、氏名
(6) 参加予定人員
(7) 目的及び名称
があればいい。
ということなので今回のデモではワードで表を作り
(1) 渋谷区代々木4-29-4西新宿ミノシマビル2F フリーター全般労働組合 共同代表××
(2) なし
(3) 2014年8月31日
(集合)午前 11時30分
(出発)午前 11時45分
(解散)午後 0時45分
(4) 進路、場所及びその略図
JR三鷹駅北口(東京都武蔵野市中町1-14-1)〜・・・〜武蔵野中央公園内
略図はgooglemap で進路を書いて添付(出発地に○ 解散地に×)
https://mapsengine.google.com/map/edit?mid=zaR0lf7YS9hI.kyYZj5oAgqLw
(5) 労働者、学生、市民、高齢者、子ども、健常者、障がい者
(6) 30人(宣伝車0台)
(7) (目的)最低賃金法違反をなくすため (名称)「最低賃金払え」デモ
を書き込んで申請書を作りました。
■申請は「特定記録」付の郵送で
地図も合わせてコピーし3通にして、宛先を「警視庁武蔵野警察署 経由 東京都公安委員会 御中」で出しました。配達された記録がないと困るので、「特定記録」を付けた。
費用は246円。
あ、そうそう、忘れてはいけないのは道路占有料の免除申請。これやらないとお金とられてしまう。
申請書が届いたころに、警視庁から電話。「前例がない」と、「申請書を書きに来てほしい」と、繰り返し言うので「いやです、無理です」と対応。あらほんとに郵送の申請は初めてだったんだね。
それから40分ほど電話のやり取りがあり、ちょっと記入ミスがあったのがわかって訂正印を押しに武蔵野署には行きました。待たされたけど40分ほどで終わり。普通にデモ申請通りました。
ということでこれからは郵送。
警察にいかずにデモをしましょう。