フリーター全般労働組合2007年6月の活動報告

〜定期大会は成功裏に成立!今期もフリーター全般労組は頑張ります!〜

前期は社会的なエポックが二つありました。一つは非正規雇用労働者の増大、貧困化(ワーキングプア)、偽装請負問題など雇用の問題が社会問題化したこと。もう一つは、日本版エグゼンプション導入(残業代ゼロ・過労死合法化制度)が国政の中心課題に登り、更にその導入が「運動の力」によって阻止されたことでした。

政府財界は「働き方の根幹を崩す」というエグゼンプションの本質を隠し、これが裕福な正規労働者の「自律的労働にふさわしい制度」と主張。正規雇用労働者と私たち非正規雇用労働者との分断を企図してきました。しかし、私たちはこのような政府財界の分断策動にはのらず、日本版エグゼンプションに反対する共同アピール運動に加り、数次の街頭行動に力を尽くしました。後日、ある財界人が「駅頭で仮装をして残業代ゼロとデマ宣伝をしたやつらにエグゼンプションは潰された」との発言が報道されました。これはまさに私たちも参加した共同アピール運動を指しており誇ってよい成果でした。

5月21日、規制改革会議再チャレンジワーキンググループより答申がだされました。その内容たるや労働ビックバンを掛け声に進められている規制緩和の行き着くところを示しています。極端に言ってしまえば「労働者の権利なんていらない」「全ては市場に任せればよい」「全ては個人の自己責任だ!」という世の中です。攻撃の矛先は「働き方」の問題だけでなく、生活全般に向けられています。さらに政府は改憲策動を強め、イラク戦争には占領軍に加担、イラク特措法を延長するなど対外的侵略の度合いを強めています。平和なくして労働者の安定なしです。こうした攻撃には、多くの仲間と共同し強力な対抗運動を構築します。

自由と生存のメーデー07を終え、定期大会を無事乗り越えフリーター全般労働組合は新役員体制、方針のもと労働相談・団交など日常活動に邁進しています。私たちも参加しているグッドウィルユニオンは会社を相手にデータ装備費問題などで、多くの仲間を組合に迎え入れ、繋がり、大きな成果を挙げつつあります。この問題は一企業の労使関係に留まらない今後の社会のあり方に関わる闘いとなっています。その他行動でもコミュニティ・ユニオン首都圏ネットとともに争議相手(D.E.S.語学スクール・グッドウィル)である企業へ直接行動をかけるなど活発に動いています。

みなさん、今期もフリーター全般労働組合にご注目ください。

定期大会の感想など - Spiders’ Nest :: フリーター全般労働組合
DES語学スクール社前行動 - Spiders’ Nest :: フリーター全般労働組合
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グッドウィル抗議行動@東京ミッドタウン | グッドウィルユニオン

                   フリーター全般労働組合 07執行委員会

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