「データ装備費返還訴訟」提訴と厚労省交渉

グッドウィルユニオンのブログより
http://ameblo.jp/goodwillunion/entry-10044881686.html
【「データ装備費返還訴訟」提訴しました!】
8月23日(木)午後、たくさんの仲間の応援の中で、東京地裁に訴状を提出しました。
原告は26名。
請求総額は4,554,600円。
これから第二次訴訟へ向けて、さらにたくさんの原告を募ることになりそうです。
200円の積み重ねで、こんな多額のデータ装備費。これを数万人規模で徴収していたのですから、グッドウィルにとっていかに大きな利益になっていたことか…。
今回の原告団で一番額の多い人は、403,400円でした。

提訴後、場所を厚生労働省前に移して、雇用の劣化策を推進してきた厚生労働省への抗議の声を上げました。
さらに厚生労働省記者会で記者会見。原告のうち5名が、訴訟に至った胸のうちを語ってくれました。

ワーキングプアの逆襲。闘いの狼煙は上がりました。
労働者をモノ扱いする雇用の劣化策と真っ向から対立し、誰もが尊厳を持って働けるルールを作っていくための闘いの火蓋が切られました。

グッドウィル問題に関する厚生労働省交渉】
8月24日(金)、参議院議員会館において、グッドウィル問題をテーマに厚生労働省交渉を行いました。
低賃金・不安定雇用の「日雇い派遣」を生み出し、「不当天引き」などさまざまな労働基準法違反を10年以上にわたって放置してきた厚生労働省の責任を追及しましたが、残念ながら厚生労働省の皆さんは他人事のような対応に終始しました。
そんな中、ひとつだけ大きな成果がありました。
グッドウィルフルキャストなどで働く日雇労働者に日雇労働保険を適用されたい」という要求に対し、厚生労働省は「(日雇い派遣労働者の実態調査において、日雇労働保険に)該当する人がいるのではないかという結果が出ている。…その場合、例えばA社に対して印紙購入通帳を交付することになる」と回答しました。いよいよ日雇労働保険の適用の可能性が出てきました。
「印紙購入通帳を交付するか否かについては9月中に結論を出す」としており、これによって、日雇い派遣で働く仲間が日雇労働保険に加入し、生活の安定を図ることができる可能性が出てきます。