フリーター/非正規雇用労働者ユニオンふくおか組合員・小野俊彦さんに連帯を表明し、F・G社に抗議する声明

フリーター全般労働組合執行委員会

福岡県内の美大・芸大受験予備校F・G社で講師として働いている小野俊彦さんは、上司のパワーハラスメントを止めさせることなど働く上での最低限の権利を労働組合を通じて同社にを要求したところ、4年以上働き続けた職場を雇い止め解雇された。その上、担当するはずだった冬期講習の仕事まで奪われてしまった。

同社は、さらに「塾の講師など労働者ではない」「労働組合を通じて要求する権利などない」などと決めつけ、小野さん個人宅に、労働組合として要求を出すなら法的手段に訴えるなどと脅す内容の文書を送りつけ、実際に団体交渉を強要したとして小野さんを訴えたという。これは労働組合団結権、団体交渉権を踏みにじる暴挙である。特に不安定雇用層にとって、団結権、団体交渉権、団体行動権は生きるための権利だ。私たちは、F・G社の行いを私たちは絶対に見過ごすことはできない。

現在、多くの企業が労働者としての実態がある人を形式的に請負や業務委託と偽装し、雇用責任を逃れている。これら企業の姑息な行いが雇用状況を悪化させる原因のひとつになっている。私たちフリーター全般労組のの仲間にも、雇用関係があるにもかかわらず業務委託を偽装しようとする恥知らずな経営者と闘う組合員がいる。小野さんの問題は決して他人事ではない。私たちは、福岡の地で声を上げた小野さんに連帯の意志を表明し、F・G社に断固として抗議する。

小野さん、こちらでできることがあればなんでも言ってください。
F・G社は小野さんに謝罪しろ。F・G社は小野さんの雇用を尊重しろ!

2007年12月8日 フリーター全般労働組合執行委員会

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