自主管理闘争スタート



今日は当事者のみなさんは裁判所に提訴&記者会見を行い、私たちフリーター労組の組合員は昨晩から夜を徹してのホテル周囲みまわりおよびチラシまきを行いました。
そして14時過ぎ、当事者のみなさんが戻ってきたすぐ後のこと。
社長および弁護士と思われる人物たち(弁護士バッジをしておらず名も名乗らないため詳細不知)が当事者たちの声を無視して社長室に入りました。
しかしこれはこれは陽動作戦だったようで、当事者が社長に抗議しているそのスキに別の人物が正面玄関に「営業停止したので立ち入ったら住居侵入で警察に通報します」という「警告書」を張り出しました。
その後しばらくして社長のみが退去。ホテル前から当事者たちの叫びにやや立ち往生し、追及の輪は横断歩道をわたっての品川駅前まで続きました。このあたりは各社テレビニュースでも放送されたのでご覧になられた方もおられるかと思います。
そして16時より順次、ホテル1階の飲食店は順次自主管理・自主運営のもとでの営業を断固として開始。ホテルも宿泊営業を再開しています。
そもそもこの問題、京品ホテルを運営する京品実業の3代目社長が、無理な事業拡大を行い、銀座で豪遊した結果、会社名義での借金を額面で50億円分もつくりました。そしてそれをリーマン子会社がマチ金よろしく買い集めて(一説によれば総額23億円で)一本化。社長にそれをつきつけて、「京品ホテルをまっさらにして渡してくれればラクになりますよ」と持ちかけ、社長がそれに乗った、という、まさに「ナニワ金融道」さながらの状況が繰り広げられているものです。すなわち、これに乗った社長も実は捨て駒に過ぎず救われることなどありえないのに、社長はそれに気づかず、リーマンは味方、長年自分の会社のためにつくしてきた従業員は敵、という構造にまんまと乗せられているの図。しかしマチ金はマチ金、ハゲタカはハゲタカでしかなくそんな構図はハゲタカにとっては思う壺。事実京品実業は「11月1日までにまっさらにして引き渡す」「実現できなかったら日々違約金が発生する」という契約に縛られ、自主管理をなんとしても今月中につぶさないと「自分だけが助かる」構図が崩れてしまうのです。
フリーター労組は、悪徳経営者の経営責任を追及し、ハゲタカファンドが自分の都合だけでいいように悪徳経営者を操る構造を追及し、それらに自主管理・自主運営というスタイルで対抗する京品分会の実践に学ぶべく、自主管理・自主運営のお手伝いを、ささやかながら貫徹していきます。
組合員は少しでもこのサポートに参加してください!
また組合員でない方は、組合に入るか(笑)、ホテルに泊まりに来られるか、ホテル1回の飲食店で大いに飲み食べしていただくか、等々の形でぜひともサポートしてください!


東京ユニオン
京品ホテル全員解雇撤回闘争とリーマン・ブラザーズの経営破たんに関する声明
http://t-union.or.jp/modules/pico/index.php?content_id=30

レイバーネット
京品ホテルの存続を〜私たちは廃業も首切りも許さない
http://www.labornetjp.org/

猫田たま男くんのまともな仕事をよこせ!ブログ
京浜ホテル
http://blog.goo.ne.jp/exenpsion06/e/3aaf8207f38365035bbe032bd36e9b32