秀英予備校は講師の使い捨てをやめてください!

秀英予備校、講師を大量解雇!
すべての秀英予備校職員、講師、生徒、保護者のみなさん。現在秀英予備校は「業績悪化」「大幅赤字」を理由として講師の大量解雇を進めようとしています。
業務本部長・渡辺悟氏の述べたところによれば、約100名いる講師のうち、来年度も契約を継続するのは69名とのこと。100人中30人の首切り。これを大量解雇と言わずとしてなんと言いましょう。しかし現在の業績悪化は経営陣の無策が招いたものであり、そのことの反省・改善抜きに講師の一方的解雇で乗り切ろうとすることは許されることではありません。
講師の使い捨てはやめてください
講師のSさんは、今回この首切りの被害に遭った一人です。例年であれば10月頃次年度の授業予定の調整が行われますが、11月になってもSさんにはなんの連絡もありません。不審に思ったSさんが秀英に問い合わせたところ、「来年度、あなたの授業はありません」──。
予備校講師の勤務形態は「雇用」であると裁判所・労基署も認定しています。なので、予備校講師の労働契約に関しても労働基準法は適用されます。その労働基準法は、経営者側の解雇回避義務を果たさないままの一方的解雇を厳しく禁じています。秀英がやろうとしていることは、講師の使い捨てに他なりません。それは明白な労基法違反です。
今回の解雇自体不当な話ですが、そもそもの筋として、仮に来年度の雇用契約を延長しないというのであれば、まずそのことを当事者であるSさんにきちんと伝えることから始めるべきでしょう。ところが秀英予備校は本人が問い合わせをするまでなんの連絡もしてこなかったのです。「ひとりを大切に」が秀英のキャッチコピーですが、それは講師にたいしてはまったく意味を持たない言葉なのですね。
きちんとした話し合いを
Sさんはフリーター労組に加盟し、秀英と団体交渉を一回だけ持ちました。しかしその後秀英は「予備校側には労組との交渉に応ずる義務はない」として、交渉を拒否し続けています。秀英予備校には、ただちにこの不当な交渉拒否をやめ、Sさんとの誠実な話し合いの席に着くことを求めます。