フリーター全般労働組合2009年3月の活動報告


(1)解決した労働問題

・引越会社における残業代未払い・荷物破損弁済用の法的根拠のない「積立金」徴収・パワハラ等の諸問題について、当該が納得できる条件での和解が成立しました。労働法知識に乏しい会社側に対し、粘り強く指摘する交渉が功を奏しました。
・天然石販売会社における違法解雇・予告手当すら無し・残業代未払い・パワハラ等について、当該が納得できる条件での和解が成立しました。
・施設警備に携わる警備員。会社側から一方的に6ヶ月を期限とする有期雇用契約への移行を求められ、拒否したところ解雇。組合では不当解雇事件とし交渉をもとめ、解雇を撤回させました。労働条件についてひきつづき継続交渉中です。

(2)争議・交渉中の労働問題

・予備校講師の労働者性を否定し団体交渉を拒否する秀英予備校(静岡・東証上場企業)への各校舎抗議活動を継続しています。新学期に向けて、静岡県・神奈川県の高校生への働きかけを今後も強めます。
・IT企業に対し、2月26日の首都圏行動(後述)で友誼労組とともに本社に抗議の声をたたきつけてきました。会社側はF労からの文章受け取り自体を拒絶しようとするなど、極めて悪質です。退職強要の証拠文章が残っているにもかかわらず「自主退職だ」と居直る会社を決して許さず、ハローワークへの働きかけも含めて今後も取り組んでいきます。
・IT企業は、A組合員に対し不当な退職強要を連日行い、昨11月14日には会議室で7時間もの軟禁を行いました。第1回団体交渉で、社長は「退職強要はしていないが、そうとられたなら謝罪する」と不十分ながら口頭で詫びましたが、第2回団交以降はこの謝罪すらごまかそうとし、合意文章への謝罪盛り込みを拒否しています。一切の妥結を認めない会社側の不当労働行為に対し、F労は3月19日、関西で行動してきました(後述)。謝罪をかちとるまであらゆる争議を追求していきます。
・健康食品販売会社は、従業員の1人を即日解雇しようとしました。当該を含め、職場6人のうち5人がF労に加入し分会を結成し、交渉を要求しましたが、会社側はこれに対しありとあらゆる嫌がらせ・団交拒否・新たな退職勧奨等を行ってきています。組合は3月24日にストライキを決行し、はたらく者の実力でこれを跳ね返そうと闘っています。