フリーター全般労働組合2009年5月の活動報告

(1)解決した労働問題
NPO法人の映像製作(「業務請負」形態)について、あまりに安すぎる単価をアップさせることができました。
 「業務請負だから労働者ではない」という「論理」に風穴を開ける困難な闘いを、当該の粘り強さで貫きました。
・派遣会社を通じて印刷会社に派遣され、派遣先から「正社員直接雇用を行う」と約束されていたにもかかわらず逆に雇い止めにされた問題で、派遣元・派遣先それぞれと、当該が納得できる水準で和解が成立しました。
・警備会社会社から一方的に有期雇用契約への移行を求められ、拒否したところ解雇され、組合として交渉し解雇を撤回させた件で、謝罪、休業補償、雇用条件等について当該が納得する水準での和解が正式に成立しました。

(2)争議取り組み
・病院の清掃業務を受託している会社にて、組合加入をきっかけとする解雇が発生しました。不当解雇・不当労働行為そのものであり、25日に抗議行動を行いましたが、会社側は組合の申入書をその場でぐちゃぐちゃに丸め当該のポケットに突っ込むという暴力的な対応をなしてきました。不法の極みをはたらく同社に対し、はたらくものの怒りを総力でぶつけていかねばなりません。

(3)イベント等
・5月1〜4日、自由と生存のメーデー2009が開催されました。
・1日の前夜祭は阿佐ヶ谷ロフトAで行われ、各地の取り組み、また映像制作者の声を共有できました。
・2日は東京ウィメンズプラザで集会が行われ、とりわけ横断幕を作ったりしたワークショップが好評でした。
・3日はサウンドデモ&アフターパーティ。宮下公園から一周するコースで、最高の盛り上がりを見せました。
・4日の交流会は労組事務所で行われ、みんなで料理を作って食べて交流しました。
・自由と生存の家の改修作業もほぼ連日行われてきました。既に入居している人もいます。あともう少しで完成です!