エチオピアカレーと難民のトーク in自由と生存の野菜市好評でした

毎月第2・第4日曜日に開催している自由と生存の野菜市、今回はエチオピアカレー作りとエチオピア難民の方のお話を聞くイベントも行い好評でした!
ご近所のみなさま、ご家族連れや遠方からきてくださっているみなさま、いつもありがとうございます。
次回は、9月12日(日)10時〜16時30分です。野菜市の野菜を使って、北海道風スープカレー作りをやるかも。お楽しみに。






 エチオピアから来たネザネットさんは、首都アディスアベバで会計士として働きながら野党の選挙支援で活動していた。しかし、2005年の議会選挙で不正を行なったとされるゼナウィ政権へのリコール運動で「市民を陽動した」などの理由で職場からの帰宅途中で秘密警察によって拉致・不当逮捕されてしまった。そして、なんら司法手続きも無く、逮捕された理由や事実まで社会的に非公然にされたまま、家族や弁護士とも連絡が取れない状態で1ヶ月と22日の間、暗い地下の独房に拘留されたことがあるとのこと。ある日突然、釈放された彼女は、現政権によって野党支持者たちが「暴力的政府転覆」など謂れの無い罪で次々と逮捕され、街頭デモでは死者まで出している現状に驚愕した。ついに、自身の身の危険も感じた彼女は家族を国に残し、単身国外に脱出を図った。行く先は、国債難民条約を自国基準とはいえ批准した国、自由と民主主義にあふれた国、日本…のはずだった。 
 ネザットさんは、空港に着いてすぐに難民申請をしたが、それは認められず、それどころか入国管理局に収容されてしまった。現在、2度目の収容を経て、仮放免という不安定な状態で滞在を認められている。彼女は、2度目の難民申請を法務省に提出したが却下。これに不服なため、認定を求めて裁判を起こしている。
エチオピア難民トークより】