「山谷」の上映会やりました。

写真は「山谷制作上映委」の濱村さんを囲んで打ち上げの様子。


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「山谷(やま)」から労働者運動の本義を考える
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第1部 19:00~20:50
「山谷(やま)やられたらやりかえせ」上映
20:50~21:00 休憩
第2部 21:00~
トーク:濱村篤さん(「山谷」制作上映委員会)/飯野歩さん(フリーター全般労働組合共同代表)/山谷労働者福祉会館活動委

私たちプレカリアート労働組合は、「不安定な生を強いられる」仲間の尊厳を守り、解雇や未払いハラスメントにやり返すために集まっています。日常的に経営者と交渉し、ときに争議を行うことで仲間を守ることが組合の活動の一つの軸です。
このような経営者との交渉には、さまざまな法律知識、折衝の技術が必要である、と一般に考えられています。だから組合員一人ひとりが、労働法を熟知し相談や交渉の経験を積むことが求められたりもします。だからついつい敷居が高くなってしまう。もちろんそこを怠れば自らの問題が自らの問題ではなくなり、交渉に熟達した人、手慣れた巧者に請け負わせるだけのことになってしまうのですけど。
しかしです。私たちプレカリアートが「仲間の尊厳を守る」ことは、知識や技術によって達成できるわけではないと思うのです。労働組合の交渉が団体交渉であり、争議が団体行動であることをもう一度思い起こす必要があります。束になってかかっていくこと。力を削がれたものが力を回復していくことに、もう一度立ち返る必要があります。この映画を見て、そんなことを考えていきたいと思うのです。