自由と生存のメーデー2013

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自由と生存のメーデー2013 ---気をつけろ!雑民の敵がいる。---

2013年5月4日(土)
 13時集合 13時半デモ出発 新宿駅東口 アルタ前集合
 17時〜 集会 於:フリーター全般労働組合事務所
       京王新線初台駅 東口下車 徒歩3分
       渋谷区代々木4−29−4西新宿ミノシマビル2F
       集会スターター 平井玄(半径1キロの思想家)
       資料代カンパ 500円

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 この数年来、「貧困」はこの社会が取り組むべき主要な課題へと押し上げられた。誰もがこぞって貧乏人の生活を知りたがり、誰もが日雇い派遣の若者の未来を憂い、誰もが教育格差の固定に憤り、誰もが老人の「孤独死」に慄然とした。それからというもの、しかめっ面を寄せ合い、声を落としてこの問題を語り合うことは、「良識ある人々」が身につける当然の作法である。

 何しろ「貧困」はあらゆる人に害をなすらしい。犯罪コストが低下するからセキュリティコストが増え、子どもを作らないから誰もモノを買いやしない。勤労の美風は衰退し、意欲を失った若者が世界にあふれ、街はついにゾンビシティと化す。

 彼らのこの焦燥を癒すため、私たちはこの数年来ときおり「良識ある人々」の前に引き出され、隅から隅まで検分されてきた。検分の結果はこうである。犯罪コストを引き上げるため、方々に監視カメラを取り付け、公共空間から人々を放逐する。労働市場から人々を排除しないよう丁寧に公的福祉から排除して、自己責任原則を徹底する。それでも生じる「不幸な事態」には、家族や地域が責任を負うよう、「絆」を強調し、「世の中ってそういうもんだよね」とのしたり顔を作るために「教育改革」に執念を燃やす。

 そろそろ結論が出たのではないか。「貧困」への焦燥と敵視に突き動かされた社会改造の合意が行きつく先については。そして、そのような合意に私たちがつき合う必要がないことについては。

 彼らが私たちのことなどほとんど考えていないということははっきりしている。そろそろ敵を名指そう。所得や学歴、出身地域、性や身体、精神のあり方、法的な地位、私たちを隔て、私たちを結びつけるこの様々な違いを根拠に様々に敵を名指そう。指揮命令と搾取の歴史、金を増やすために人を廃棄する野蛮を終わらせ、人々が差異そのものを力として生きる文明をはじめよう。

■自由と生存のメーデー2013実行委員会■
連絡先 〒151-0053
東京都渋谷区代々木4-29-4西新宿ミノシマビル2階
フリーター全般労働組合 気付
電話: 03-3373-0180 FAX: 03-3373-0184
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