メーデー呼びかけ文

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自由と生存のメーデー2014
〜ハラスメント化する労働社会を終わらせるために〜

5月4日(日)メーデー集会⇒デモ
【集会】 15時開場 15時半開始〜18時終了
 フリーター労組事務所
 (渋谷区代々木4-29-4西新宿ミノシマビル2F)
*問題提起 入江公康さん
(著書:「眠られぬ労働者たち―新しきサンディカの思考 青土社
【デモ】 18時20分出発〜20時終了
【アフター】 21時〜LAST
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わたしを脅かし、わたしに屈従を強い、わたしの中の憎悪を掻き立ててやまないこの日々から逃れるすべは、どうやって見出されるだろう。軽蔑と不信でひとに対し、嘲笑と逃避の機会を探る速度ばかりが問われている。「そうカリカリするな。マジになんなよ。大人になれよ。そんなの適当に受け流せばよくない?」と。どうすればこんな日々から自由になれるだろう。

この問いに答えることのほかに重要なことなどないと言ってみよう。

労働を通じた社会的包摂のディストピアが到来している現在、この立場の意義はいっそう高まっているのではないか。「貧困状態よりも就労できるだけまし、むしろ就労はセーフティネット、つか就労しないで生きるってなんなの?」と自分に他人に言い聞かせることで、ある種の人々が体現しているディストピアにおいては。

「生の無条件肯定」はかなぐり捨てられている。

自身がいかに就労するに値し生かされるべき存在なのかということを、あいつがなぜ就労するに値せず死ぬに任されるべき存在なのかということを、それぞれが目を血走らせて説き続けているのである。そしてこんにち、労働はハラスメントでしかなくなった。ハラスメントが労働の場に現われるのではなく、すべて労働がハラスメントになったのである。

希望を語ることはできないかもしれない。しかし、それでも私たちはパンと薔薇を求める。

自由と生存のメーデー2014実行委員会