難民は日本では生きられないのか!?「イラン人難民ジャマルさんの生存権闘争を支える会」4.27結成集会!!

ジャマルさんは1990年にイランの抑圧的政治、独裁宗教政治を逃れて日本に来ました。当時の日本は経済状況も良く、労働力不足を補うため外国人労働者を受け入れる状況があり、イランの酷い情勢を訴える活動のかたわら、ジャマルさんは働き始めることができました。
しかし、バブルの崩壊によって経済が低迷し90年代半ばに入ると入管当局の摘発が始まり、不法就労助長罪が制定されて働くことが困難になりました。「リトル・テヘラン」と呼ばれた代々木のイラン人コミュニティでも大量摘発があり、イラン人難民にとって日本での生活は非常に困難なものとなりました。ジャマルさんと共に活動していた仲間たちも強制送還されました。

反政府勢力を大量処刑してきたイランへの帰国は、ジャマルさんにとって迫害と死を意味します。現在、3度にわたる収容を経て、難民申請中の仮放免者であるジャマルさんは、法制度上就労が認められていないにも関わらず、生活保護も受けられないという、無権利状態にあります。日本社会の中で、難民が共に生きていくことはできないのでしょうか。

私たちは、この間のジャマルさんの生活困窮を受けとめ、法律の狭間で生きる難民の生存権獲得を求め、生活支援をも含めたサポートの必要性を強く感じ、「イラン人難民ジャマルさんの生存権闘争を支える会」を結成することを決めました。就労先での未払賃金や賠償を求める訴訟の支援、生活保護の受給を勝ち取っていくための闘いが必要です。同時に私たちは、人が生きるということの意味を考えるとき、ジャマルさん自身が日ごろ情熱をかけて打ち込んでいる政治活動が、ジャマルさんの生の糧であることを知るのです。

集会では、イランの情勢報告や難民の状況を話します。イラン料理を食べながら、難民が日本社会で生き抜くすべを皆で話し、共に支援を広げていきましょう。ぜひご参加ください!

第1部 「イラン人難民ジャマルさんの生存権闘争を支える会」結成集会
第2部  イラン独裁宗教政治の現状と労働者の闘い
第3部  イラン料理と交流会

■日時:2014年4月27日(日)15:00〜(14:30開場)
■場所:フリーター全般労働組合会議室(京王新線初台駅徒歩5分)渋谷区代々木4−29−4西新宿ミノシマビル2階
■参加費:無料(イラン料理が出ます。カンパ歓迎)