他のなかまの支援も。

この日の行動は、16労組・170人の大量結集により闘われました。

この日の行動は朝9時半から。まずは大森のいすゞ自動車で、神奈川シティユニオンが闘っている、関連下請け企業でのラテンアメリカ労働者整理解雇・雇い止め・解雇への、元請け企業・親会社としてのコンプライアンスの追及を行いました。
ラテンアメリカでは、私たちが目標とし参考とさせていただいてるさまざまな取り組み(労働者による破綻企業の自主運営、尖鋭的な「よこせ」運動、などなど)が闘われています。そしてこの行動でも、ギターとともに高らかに合唱があったりして、ラテンな労働運動のかおりを私たちも共有することができました。

その後私たちのX社抗議の後、湯島に移動。12時20分より東京ユニオン明石書店支部の支援を、明石書店本社前にて行いました。
明石書店といえば、人権や反差別に積極的に取り組み、良質の出版物を多数刊行してきたことで知られています。しかしその一方で、従業員には非正規雇用契約を押しつけ、雇い止め・解雇を行い、挙句の果てはよっぽとの悪辣経営者しか行わない“露骨な組合つぶし”にまで踏み込んできています。
こんなダブスタは、絶対に、絶対に許されてはなりません。
各組合からのアピールでも、「明石書店に失望してしまった」という無念の声が目立ちました。

お昼休憩を挟み、東陽町に移動。東京管理職ユニオン・シニアユニオンが取り組む、テンダイ(ダイエー子会社)の懲戒解雇攻撃への抗議行動を、14時半より同社近くにあるダイエー本社にて行いました。
シニアユニオンは60歳以上の労組です。私たちの大先輩です。私たちも、矛盾や不正のある限り、何歳になっても闘わねばならない、と強く思うのでした。

青山一丁目に移動して、15時半過ぎから本田技研(つまりホンダ)前で抗議行動。神奈川シティユニオンによる関連下請け企業でのラテンアメリカ労働者解雇・労基法違反などについてコンプライアンス追及、またアスベストユニオンによるアスベスト労災の追及です。
唄で団結するラテンアメリカ労働者に、論理で問うこちらの労働者。もちろんどちらも大切なことです。

最後、麻布にある富士フイルムメディカルでの、下町ユニオンが取り組んでいる契約社員解雇・不当労働行為の追及。当該の労働者から、会社による数々の約束違反、また「会社にたてつく奴はクビ」という法律無視なトンデモ言動の数々が暴露されました。