「安全・安心まちづくり条例」の改悪に反対する

spiders_nest2009-03-17

東京都はパブリックコメントの結果くらい反映しろ!

「安全・安心まちづくり条例」の改定案が17日にも都議会に提出され、27日には本会議で採決、4月1日から施行されようとしています。今回の改定は、繁華街への来訪者を含む「事業者等」に「繁華街等の安全・安心を確保するために必要な措置を講ずる」努力義務を課すものです。そして何を規制対象とするかは地域住民と事業者、警察などで構成する「協議会」が作成する指針に白紙委任されています。
 今回の改訂が実施されれば、ストリートミュージシャンパフォーマーの表現が規制されるだけでなく、不当解雇や賃金未払いを続ける事業者(!)に対して、労働組合が取り組んできた社前での宣伝や署名活動、チラシ配りなども規制されます。たとえば京品ホテル争議のように組合が社前で街宣をすれば、たちどころにこの条例違反になるでしょう。
 これでは事業者の不法・不正があっても、組合はそのことを社会に訴えることができなくなります。劣悪な経営をのさばらせる今回の条例改定に私たちは断固反対します。

2009年3月17日
フリーター全般労働組合