2013年6月12日に首都圏ネットワーク1日行動に参加しました。
[全国ユニオン首都圏ネットワーク1日行動とは]
全国ユニオン首都圏ネットワークとは個人加盟が出来る労働組合が集まった団体です。各労働組合が抱えている争議案件について共同して争議行動に取り組んでいます。
今回の行動にフリーター労組は、ネットカフェ[自遊空間]というブランド名で全国展開する株式会社ランシシテムとの争議を解決するために参加しました。
ランシステムに対しては二回目の本社前行動になります。
[他の従業員に君は嫌われているなど言われクビ]
解雇事件の発端を簡単に説明します。
組合員であるAさんは自遊空間横浜西口店で働いていました。
とこが、2012年12月に勤務後に当時の笠井店長に呼び出され[他の従業員に君は嫌われている][他の従業員の制服に画鋲を仕掛けたり、ボールペンを折ってポケットに差し込んだりしたのは君だ]など根も葉もない理由で解雇通告をされました。
Aさんは全く身に覚えのない理由だったため、会社に解雇理由証明書を請求しました。
ところが会社から送付された、解雇証明書には、店長から言われた「解雇理由」ではなく、[勤務中に無断で何度もドリンクバーを不正利用した。][勤務態度または勤務成績が不良であり改善が見られない][清掃において決まった道具を使わない、備品の置き方等、店舗ルールを守らない。何度も指導したにも関わらず改善が見られない]などうそと根拠のない誹謗中傷が書かれていたのです。
[団体交渉において会社側の不誠実な対応]
この労働問題解決するためにAさんはフリーター全般労働組合に加入し、組合はランシステムと団体交渉を行いました。ところが会社側は組合の要求に全く誠実に対応せず、これまで3回行われた団体交渉に何ら決定権を持たない社員を出席させ、組合との一切の協議を実質的に拒否しました。
組合は解雇理由証明書に書かれた解雇理由が客観的かつ合理的であること、社会通念上妥当であることについて会社側の説明を求めました。しかし、会社側は解雇理由証明書に書かれた解雇理由について説明を一切しないのです。
この会社側の姿勢は明確な労働組合法違反です。組合は会社側の姿勢に断固抗議するため会社側に争議通告し、これまで争議行動を行ってきました。