シャノアール本社に直接申入れに行きました。

 「カフェ・ベローチェ」、「コーヒーハウス・シャノアール」などを運営する?シャノアールは、改正労働契約法を悪用してアルバイト120名雇い止めにしました。
 フリーター全般労組は、これに抗議して「雇い止めの撤回」、「変形労働時間制の廃止」、「店舗スタッフの人員増」を求める要求書を1月30日付でシャノアールに送付しています。4年雇止めの背景には、アルバイトと正社員ともに有給休暇取得すら困難な労働環境があることを指摘し、労働条件の改善を求めるためです。
 この組合の要求に対してシャノアールは、2月28日付回答書で、アルバイト従業員の雇い止めは「会社が事業運営をする上でプラスになり、かつコンプライアンスに則って実施するもの」であり、「有給休暇取得率はかなりの勢いで増加しております」と回答しました。しかし、これは店舗の現状をまったく無視したものです。ほとんどの店舗ではアルバイト従業員の誰も有給休暇を取得できていません。シャノアールが「取得率の増加」を言うのならシャノアールは根拠を示すべきですが、シャノアールは何ら根拠を示さない無責任な回答をしたのです。

 さらに、シャノアールシャノアールの社員であるEさんの同期入社の人たちを、「所謂『ゆとり世代の第一世代』」と呼ばれて」いるとして、「退職率が高い」「精神疾患罹患率が高い」「各社対応に苦慮されている」などと、差別と偏見に満ちた回答をしてきました。
 こんな回答では納得できるはずがないので、6月5日に組合は「反論書」を提出しました。(6月6日ブログ参照)組合は、回答期限を7月5日までの1ヶ月としましたが、会社からの回答書はいまだ届いていません。組合から回答を促す「連絡書」を送ったのですが、それすらも無視。回答をしないつもりなら、「回答しない」という回答をよこすぐらいすればよいのに、会社はFAXどころか電話連絡すらせず、無視を決め込んでいるようです。

 仕方ないので、7月20日(土)に池袋にあるシャノアールの本社へ行って来ました。

 この訪問に対して、会社側は組合を社内に招き入れることすらせず、内線電話で応答しました。その言によれば、担当である「総務人事 小和田部長は不在」。では、代わりの方を寄こしてくれと求めると、「総務人事部の担当者は、全員不在」。では、申し入れ書面を渡したいので、とにかく受け取りに来て欲しいと求めると、現れたのは、以前から団体交渉にも出席していた総務人事課の方。

いるんじゃん。

 その方に「組合から反論書を郵送したが知っているのか」と尋ねると、「一切知らない」とのこと。担当である小和田部長は22日に出勤、とのことだったので、6月5日に郵送した「反論書」と同じ内容の書面を総務人事課の方に直接手渡し、組合が申入れに来たことを小和田部長に伝え、22日に会社から組合に連絡することを約束させました。

ところがです。22日に会社から連絡が来ることは、ありませんでした。

仕方がないので翌23日、組合から、シャノアール本社に電話しました。そこでようやく小和田部長と連絡がつきました。

組合:「反論書を送ったのですが届いてますか?」
小和田部長:「配達記録かなんかで届いてんのは知ってます」「ほとんど読んではいないですけどね。」
組合:「‥‥‥」

読んでいない?
提出して1ヶ月以上経ち、督促もし、本社に直接手渡しにまで行ったのに?

まだ読んでいないとは、どういうことでしょうか。
怒りをこらえて

組合:「いつまでにお読みいただけますかね?」
小和田部長:「時間が空いた時に読まさせてもらう」

えらそう。

組合:「組合からの文書を読んでいない、ってどういう考えなんですかね」
小和田部長:「『反論書』というタイトルだったので必要ないと判断しました」

????

組合:「回答はいつごろいただけますか?」
小和田部長:「今週中に「反論書」を読んで、今月中に弁護士と相談して電話します」

シャノアールのアルバイト従業員4年使い捨てと、世代差別、その反論に対する不誠実な対応に、Eさんは、憤りと辛い気持ちでいっぱいです。毎日社員として店舗で勤務しながら、シャノアールに対して今後も抗議をしていく決意です。

皆さん、ご注目を宜しくお願い致します。