MAYDAY for Freedom and Lives 2015

生活保護費の削減、雇用の非正規化、労働現場への成果主義の導入は、私たちの生を際限ない不安定化の過程に晒している。だが、出口もなく将来展望もないこの不安定な日々をリスクテイクと言い換えるほど、私たちは「意識が高い」わけではない。だいたいいつから、人の生は「リスクを取る」ことを条件にされるようになったのか?

農村、都市空間、鉄道、教育、公園、知識など、社会的共有財はここ30年でことごとく私財へと分割された。そして貧困者への増税と生活必需物資のじわじわとした値上がりが続いている。もはや再分配は富者が貧者に行うものではあり得ない。貧者から富者への再分配。この果てに何があるだろう?

廃棄された生

生産力としても購買力としても私たちはあてにされていない。よくてハラスメントを受忍する労働に従事し、ろくにモノも買いやしないのだから。ならばペントハウスの住人にとっては、私たちが生きていることがひとつの事件であろう。なんで奴らは死なずにいるのか、ゲートの外へと廃棄されてなお蠢いているのか。

私たちは Zombie としての生を生きる。驚異であり脅威であるような生。Scandal としての生を私たちは生きている。この廃棄された生における「自由と生存」を考えよう。「自由と生存のメーデー2015 -- 反富裕 Life is a Scandal --」 に参加を。

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MAYDAY for Freedom and Lives 2015
自由と生存のメーデー2015 -- 反富裕 Life is Scandal --

2015年5月2日(土)
 〇デモ 13時 都内某所
 〇集会 18時 千駄ヶ谷区民会館 集会室1 
          「ピケティっておいしいの?(仮)」
       問題提起者 <交渉中>

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デキる人にはなれそうもない。なりたくもない。
デキる人たちは、すべてがコントロールできると思っているし、していると思っている。
昨日から今日、今日から明日、揺らぐことのない豊かで、平和な時間を過ごせると思い込んでいる。

わたしたちはデキる人々の世界の外側にいて、廃棄寸前だ。
わたしたちは貧乏だ。
わたしたちは戦いを強いられる。
わたしたちは脅威にさらされる。

記憶 も希望も持たず、不安定さの中にいる。

わたしたちは既に死んでいる。
そう、わたしたちはもはや、ゾンビとしてしか生きられない。

ゾンビは誰の言うことも聞かない。ゾンビは好きに食って、寝て、歌い、踊り、徘徊する。
死にながら生きる、スキャンダラスなわたしたち。生きることがスキャンダル。
ゾンビは逆襲する。貧困と富裕と差別を拒否し、強制と戦争から逃走する。自由と生存のメーデーへ!

◆呼びかけ:フリーター全般労働組合
◆主催:自由と生存のメーデー2015 実行委員会
◆連絡先:渋谷区代々木4−29−4西新宿ミノシマビル2F
03-3373-0180 union@freeter-union.org
twitter @maydayfandl
※実行委員会を開催しています。関心のある方はメーデーをいっしょに作りましょう。