聚珍社との争議に入ります

聚珍社(川口憲市代表)は誠実に交渉に応じろ。
契約社員への解雇を撤回しろ。


聚珍社(新宿区中里町29-3 菱秀神楽坂ビル1F 代表取締役:川口憲市)は1991年に設立された校正業務の大手企業です。この会社でとんでもない解雇事件が発生しました。
聚珍社設立から経理事務を担当してきたAさんは、定年を迎えた昨年2月末に継続雇用を希望して、1日8時間、週5日勤務を条件に雇用されました。期間は2月28日までの1年となっていますが、契約書には自動更新が明記されていて、法律的には正社員の雇用契約(期間の定めのない雇用)と変わりありません。
ところが昨年末に就任した川口憲市代表取締役は、2月22日にとんでもない「再雇用契約書」を提示してきたのです。5日あった出勤日をたった2日に減らし、業務内容は単なる「引き継ぎ」とし、さらに契約更新も約束しない、Aさんに大幅な不利益変更を強いる契約書です。Aさんはとてもこれにはサインできないと伝えました。すると川口代表取締役は、2月23日になって「24日までにこの条件で契約しなければ月末で辞めてもらう」と解雇を通告してきました。
Aさんはフリーター全般労働組合に加入し、組合は2月26日に会社と団体交渉を行いました。会社側の説明は「再雇用契約書に同意しなければ解雇。解雇理由は整理解雇」とのことでした。しかし、代表の給与は前任者よりも月額で約20万円も引き上げられています。これは再契約によってAさんの給与が減らされる分を上回る昇給です。整理解雇は会社の継続上やむなく従業員を解雇するものです。代表の給与を引き上げておいて従業員の給与を引き下げるなんて無理が通るはずがありません。聚珍社は単年度で黒字決算を出し、解雇回避の努力義務も果たしていません。またAさんを解雇対象として選定した理由も説明できておらず、通告も1週間前になっての突然に行われました。これは明らかに違法です。
従業員の生活を軽視し、不法な解雇で脅して不利益変更をのませようとする聚珍社(川口憲市代表)を許すことはできません。組合は最後まで闘いますのでみなさんよろしくお願いします。

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