渡辺重己代表取締役社長、またしても団体交渉から逃亡

スリフトリンクドットコム http://www.thriftlink.com/ は、ショッピングセンター内の大きなフロアに、1坪店舗を多数集合したショップを展開するビジネスを行っている会社です。レジは共通化され同社が提供し、出店希望者は、月々の「家賃」、さらにレジ売上のうち15%をロイヤリティとして納め、残りを売上として取得できるシステムです。

そんな同社では、残業代をはじめとする給料未払いや、社長によるパワーハラスメントが横行していました。

このことに不安を感じた従業員2名が昨年フリーター全般労組に加盟。以来、私たちは交渉により解決を試みようとしてきました。

当初は理由にならない理由を乱発し、団体交渉開始時刻直前に日時の延期を申し入れてきたりしていた社長でしたが、私たちはこれに粘り強く対応し、なんとか4回の交渉実現にこぎつけました。そしてこの交渉の中で、社長はそれまでのパワハラについて口頭で謝罪。未払い給料についても今後精査の上必ず支払うことを口頭で約束し、さらにはそれらについて正式に記載した文章を取り交わすことでも合意していました。

しかし社長は、合意に基づき私たちが捺印し、送付した文章を無視。その後予定していた団体交渉を逃亡し、2月末で店舗を閉鎖しました。しかも、店舗閉鎖前後に社長は行方をくらまします。社長と連絡がとれなくなるなかで、組合員を含む従業員が店舗の引き渡しに間に合うように後片付けをしました。過去の残業代だけでなく、社長不在のなかで、従業員が後片付けに奔走していた今年1月、2月の給料はいまだに支払われていません。

渡辺社長は、3月23日の団体交渉の席にはやってきて謝罪の言葉は口にしたものの、自分が被害者であるかのような態度をとり、未払い賃金の支払いなどについては、代理人でもない弁護士と相談して答えるの一点張り。翌24日の団体交渉で、3月中に1、2月の未払い賃金だけでも支払うための具体的合意をすると答えながら、またしても、直前の電話で理由にもならな言い訳をまくしたて団体交渉から逃亡しました。

渡辺社長は団交からの逃亡をただちに謝罪してください。そして未払い賃金を支払ってください!!

という思いで、団交申し入れ書を社長自宅に届けました。